Add 機械に捧ぐレクイエム
 

 2巻です。何が思い出に残ったかと言えば、そのスケジュールです。一巻刊行当初から「二巻は三ヵ月後」と決まっていて、さらに短編まで入り込んできてしまいました。なんか、かなりギリギリだったみたいです。
 とりあえず、全体のテーマとしてはコウの過去の訣別です。これに尽きます。どこまで上手くかけたか、全力は尽くしましたが、正直まだまだだと思います。
 
以下、キャラクター解説などを

アマバラ=アイ
 ただアイリーンが名前を変えただけ、ではないので再登場。多分、これからも彼女は色々なものに影響されていきます。それが最終的に幸福なのか不幸なのかは、アイにしかわからないでしょう。ひょっとしたらアイにも分からないかもしれません。ちなみに、ギリギリまでどっちがアイでどっちがリンになるかは悩んでました。今でもたまにまちがえます。ちなみに、当初髪の毛の房はアイが左でリンが右、今と逆でした。

アマバラ=リン
 二人合わせてアイリーン。その片割れです。色々な意味でアイより動かしやすいキャラですね。「むきー!」と叫ばせているだけでもそれなりに絵になります。性格的にも能力の熟練度的にも事件を起こしやすいんですよね。アイはおよそ「ついうっかり」なんてミスはしないですし。当初の予定では、リンが完全にアイをのっとってしまう展開でした。

マキムラ=シン
 一巻をよく読めば、直接の名前は出てませんが、存在がにおわされてはいます。とりあえず、ミナに匹敵する現代科学を超越した能力を持った存在で、男性的な性格、ということ以外はあまり決まってませんでした。その結果として生まれたのがこいつです。ミナ同様、人間を最も遠く離れた場所から見れる存在として書いています。こんな世界で二人しかいない無機人のアフェクティッドと面識があるなんて、コウは一体何者なのか? 
 ……ってもう多分バレバレでしょうね。二巻にヒントが幾つかあります。

ジョシュア=レアムルク
 個人的には結構お気に入りです。「身体の感覚がほとんどないため、憎悪などによってのみ生を実感できる。父親が無能だと知っているからこそ協力し続けた」などは個人的に結構気に入っている設定です。ただ、コウの過去への訣別を描くため、その割を食ってしまった感があるのがちょっと心残りです。

シェイミ=レバンス
 当初は1巻のデム=ワイラーみたいな狂信的ヒューマニストでした。それはそれで面白かったのですが、ページ的にきつかったため泣く泣く変更。ただ、その結果として生まれた、今のポジションも気に入ってます。今後ありえるかもしれないアイの未来として書きました。コウがジョシュア化する、ってことじゃなく。信じた相手のためにどこまでもついていく、って意味ですね。

第2特殊戦闘モード
 キャラクターではありませんが、正直、この時点で出すべきか相当悩んだファクターです。アイデア自体はこの話を構想した時点で既にありました。コウにとって見えない神経は過去の象徴そのものであり、これを出したらあと死ぬ(戦えなくなる)、くらいの場面で当初は使うつもりでした。それが、実際には読んでの通りの展開になりました。そっちの方がよかったなあ、と言われないように、これからも気合を入れて書いていきたいと思います。

サーシャ=ラウディス
 すべての発端となった人。「風自身に意思はない。だが確かに風は花粉を運び花を咲かせる。それは確かに風の功績なのだ」って一体何だったかなあ。ギ銀河英雄伝説だったかな?
 この人は、たとえカレルとの間に血の繋がりがなかったとしても、カレルと思想的な点で互角以上に渡り合える数少ない存在です。ラストで自ら消滅せず、あえて息子に手を汚させる、というのは、個人的に気に入っている演出の一つです。ミナのような聖母ではなく、作中でも書いたような、「億を救うために万を殺す決断ができる強さ」の持ち主です。それをあの最後のシーンだけでどこまで上手くかけたか、それが心残りですね。
 ラウディス一家の過去(カレルやカレンの子供時代)や、ミナやシンたちの過去については、どこかで機会があれば書いてみたいのですが、さてはて機会があるものか。むう。

 

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