Add 機械の謳うララバイ
 

 3巻です。前回のように殺人的スケジュールではなかったのが一安心です。ちょっと今までとは目先を変えた感じの話しにしてみたつもりなのですが、どんなものだったでしょうか。
 
以下、キャラクター解説などを

アマムラ=マコト
 1巻でシンよりも更に遠回しに、存在だけはほのめかされ、二巻で死亡説が流れたりしたものの、とりあえずこのたび登場と相成りました。個人的には名前だけ出しておいて後はどこかの短編や回想シーンでちょっと登場できればいいかなあ、と考えていたのですが、担当氏の「あそこまで思わせぶりにしておいてそれはない」という意見により生きていることになりました。とはいえ、それで死んだマコトが生き返ったわけではありません。元々僕自身もその生死については悩んでいました。その証拠に、シンもミナは「マコトは死んでいる」とか「私(俺)達は世界で二人だけのアフェクティッド」とかいう言葉を口にしてはいないはずです。
 能力は作中を見ての通り。ある意味シンよりミナより究極といっていい力です。マコトの力のおかげで悲劇を回避し、幸福にたどり着くのは間違いなのか。それはひいてはカレルの理想の是非にも関わってきます。個人的にはお気に入りですが、カレルの例もあるし、あまり好かれてないのかなかぁ。

リアラ=アルフレット=ゼム=カーディフ
 お姫様です。世で流行りの「ツンデレ」という奴を狙ってみたのですが、さっぱりだったです。あうあうあう。いつかはリベンジを果たしたいものです。僕の中でアイはそれほどツンデレ度は高くありません。まあ、あんな背景があれば、ツンデレの素質があったとしても、それを発揮してる暇なんてなかったと思いますが。ともあれ、書いていて面白いキャラではありました。リンと一緒にいさせたら、ほっとくだけでも勝手に騒ぎを起こしてくれそうです。ちなみに、彼女、僕の中であの露出の多い民族衣装は、パーティと帰国の日だけ着ているイメージだったのですが、気がついたらゲームしているときも着てました。ひょっとして普段着? 南国生まれなのに秋の日本でその格好寒くないのか?(w

サビエラ=アルフレイス=レナ=カーディフ
 女王様です。死んでから生き返ったあとの恐慌は、もう少し強烈に書きたかったなあと、ちょっと心残りです。女は強し、母はもっと強し。という雰囲気で書きたかったのですが、そちらの方もいまひとつ……

フィブル=クランガード
 絶対服従とは違う忠義の持ち主、ということを書きたかったのですが、果たしてどうだったでしょうか。はじめはフィブルはリアラの本当の父親、とかいう設定もあったりしました。王室ですし、血統を残す責務のためにもつれあう感情、なんて話があったりしてもいいかなー、と思っていたのですが、話に絡む余地が全くないので没となりました。残念。ちなみに、リアラの父親が子供の頃に死んでいるのは、その名残だったりします。

ジャクリス=レドナン
 好感の持てる敵。苦悩する敵。そういったものを書きたかったのですが、果たしてどこまで書けたでしょうか。テアドが捕まったとき平然と死を選んだように、本当は凄くいい人です。別にテアドに限った話じゃなくて、レドナンはたんなる階級上の上官ではなく、部下の命がけの忠誠を受け取るに足る人物、として書いてみたのですが、どんなものだったでしょうか。
 
テアド=ビアレイス
 アイの過去の男です(一部語弊あり)。命を救ってくれた恩に対しては命を欠けて報いたりするあたり、本当にいい奴です。本当はもう少し一緒に遊んだり、昔のアイのことをコウに話して真っ赤になったアイがそれを止めるとか、いろんなエピソードもあったんですが、ページが足りなかったです。アイの過去時代の話とかがあれば、ほぼ確実にこいつは出てくると思います。今以上に無感情なアイリーンだけだと、どうやっても話が動きませんから(w

サーシャ=クライン
 厳密には再登場だけど、色々な意味で激変したので再登場としました。このサーシャの急成長を選ぶまでの葛藤とかも、いつか書いてみたいなあ。「人は最も必要なときそれに相応しい年齢でいることができない」って誰のことばだったっけかなあ。

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送