Add 機械の謳うララバイ
 

 4巻です。前回のように殺人的スケジュールではなかったのが一安心です。色々な意味で転換期になる話でした。色々悩んで、考えたので、煮詰まった時間がかなり長かった記憶があります。
 
以下、キャラクター解説などを

トミオカ=ミカ
 「誘拐狂言」と並ぶある意味ベタな「親に構って欲しくて仮病になる供」というありがちな設定を押し付けられた挙句に殺されかった可哀想な女の子w ちなみに僕としては「血まみれのギャランドゥ」よりも彼女の「ジェノサイド・プノンペンX Ver.β」の方がお気に入りです。どうでしょうか?← 返答に凄く困る質問の典型

トミオカ=リュウヤ
 もう少し政治家としての側面を前面に出したかったなあ、というのが心残りです。ただ、彼は外数員を経由せずコウやアイ自身が持つことができた治家とのコネなので、この先もちょくちょく登場するかもしれません。

ミズシマ=レン
 ある意味典型的な、「命だけは許してくれ」と言っておいて主人公が背を向けた瞬間「ワハハハハは馬鹿め!」と叫びながら襲いかかって返り討ちにあう小物脇役、になってしまったのが残念です。シリーズの最後までには一度くらい「人格者のヒューマニスト」というものを書きたいとは思っているのですが……というか、こいつはそういう役どころのはずだったのに……

ゲオルグ=サリンジャー
 メカニズム陣営の盟主たるナスルタで次の大統領を現職大統領と争えるくらいだから、無能なわけがないんですが、そのミズシマにコテンパンにやられたことで、さらに小物臭が強くなってしまいました。
 ティアの回想を通じて、ただの小物かつやられ役ではないことが伝わっていればいいのですが。もっともっと修行しないとなあ。

ティア=フィルザーク
 「無意味と分かっていても復讐に走るしかない哀しい存在。一歩間違えれば十分ありえたコウの未来」として描くことが出来ていたならば、成功だと思うのですが、どうだったでしょうか? そして文字通りすべてを奪われた彼女は、今後どうなるのか? 乞うご期待です。


レイラ=クレイズマン
 今のカレルの日常を描写するために登場しました。彼女にとってカレルとの出会いは幸福だったのか、不幸だったのか、それはまだ分かりません。彼女と対峙したとき、アイはその能力を見て何を思うのでしょうか?

アマバラ=リン
 本当の意味でアイとは別個の存在になったので、改めてここで。
 アイとリンの分裂自体と同じかそれ以上に、分裂するまでの経緯は悩みました。「ティアとの戦闘で体力が尽きかけ、二人を救うにはそれしか方法がなかった」という展開案もあり、当初はかなりそちらに僕自身も流れていました。でも、最終的には今の通りの展開としました。そんな状況に流されて仕方なくではなく、自分の意思で分離を選んで欲しかったので。

 

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